ライターのやりがいとは?やりがいを見失った時の対処法も
ライターの仕事に興味を持っている方、既にライターとして働いている方の中には、仕事のやりがいに疑問や不安を持っている方がいるでしょう。
本記事ではライターが仕事でやりがいを感じることについて紹介します。さらに、ライターがやりがいを見失うケースや、やりがいを見失った時の対処法についても紹介するため参考にしてください。
ライターがやりがいを感じる時
どのような場面でライターがやりがいを感じるのか、具体的なケースを紹介します。
記事が世に出た時
ライターにとって自身が執筆した記事が世に出た時にはとても大きなやりがいを感じられるものです。ライターが担当する記事には種類があります。企業の公式Webサイトに掲載される文章や雑誌に掲載される文章、広告に掲載される文章などさまざまです。特に自身の書いた記事の反響が大きい場合には、大きな喜びを得られるでしょう。
最先端の分野に触れられた時
ライターの担当する記事には旬なトレンドや最先端の分野に関するものが多いです。記事を執筆する過程で最先端の分野についてリサーチをする機会が多くあります。
場合によっては、クライアントから独自の資料を支給され記事を執筆する場合もあり、あまり知られていない最先端の情報や知識に触れられることは多いです。一般に公表されていない情報を得られる機会もあり、大きな刺激を感じながらライターの仕事を進められます。
取材やインタビューなどで多くの出会いがある時
ライターとして取材やインタビューを行う機会はあり、多くの出会いがある点はやりがいにつながります。
たとえば、成長中の企業の社長にインタビューをする機会があれば、多くの刺激を受けられるでしょう。リアルな語りを聞くことができて、新たな世界を知るきっかけになります。
取材記事やインタビュー記事が好評であれば、取材の依頼が増えるケースもあるでしょう。取材やインタビューを通して人とのつながりができて、人脈が広がっていく楽しさもあります。
クライアントから感謝の言葉をもらった時
執筆した記事を納品した後でクライアントから感謝の言葉をもらえる場合があります。クライアントから直接お礼を言われるのは、大きなやりがいにつながるでしょう。自身の行った仕事がしっかりと他人に評価されたと実感できるため、自信にもつながります。
読者に影響を与えられた時
自身の担当した記事に対する読者からの反応を見てやりがいを感じられるケースがあります。たとえば、ハウツー系の記事を執筆して、読者から実際に挑戦して成功できたという声をもらえれば、記事が読者に影響を与えたことに喜びを得られるでしょう。
読者からの反響の言葉はさまざまであり、「感動した」「考えが変わった」などの言葉をもらえれば、他人の心を動かすことができたと実感できます。
やりがいを見失う時
ライターの仕事はやりがいに溢れている訳ではなく、時にはやりがいを見失う場面もあります。どのようなケースでライターがやりがいを見失いやすいのか紹介します。
興味のない分野の仕事が増えたとき
ライターが請け負う仕事は必ずしも興味のある分野とは限りません。ライターとして生計を立てるには仕事を選ばずに引き受ける場面が出てくるため、興味のない分野の仕事にも挑戦する必要があります。
たとえば、執筆だけを担当していたのが、途中から編集や校正、取材、進行管理といった仕事まで任されるケースがあります。純粋に記事の執筆だけをしたい場合には、他の種類の仕事が増えるとモチベーションが低下するでしょう。
また、執筆する記事のジャンルが自分に興味のないものであり、やりがいを見失うケースがあります。興味のないジャンルの記事ばかり担当することになり、やる気が低下するケースは少なくありません。
仕事上のトラブルが生じたとき
ライターの仕事をしていてトラブルが発生したために、やりがいを見失うケースがあります。たとえば、クライアントと言い争いになるケースや、無理難題を要求されるケースなどです。フリーでライターの仕事をしている場合は、クライアントと音信不通になり、報酬を受け取れなくなるトラブルもあります。
さまざまなトラブルに見舞われるとライターの仕事が楽しくなくなり、モチベーションがなくなるでしょう。
書いた記事が評価されなくなったとき
一生懸命に苦労をして書いた記事が評価されなくなった時には、やりがいを見失いやすいです。たとえば、新しいジャンルの記事に挑戦したけれども、リサーチ不足や理解不足により、質の低い記事を納品してしまい、上司やクライアントから酷評されてしまう場面があります。また、自身が発表した記事の反響が悪くなり、読者からもマイナスの評価を受けるケースがあります。
仕事が評価されなくなると、ライターとしての自信を失い、やる気がなくなります。ライターを続けていく気持ちが薄れてしまい、やりがいを感じられなくなるでしょう。
文字単価が上がらなくなったとき
どれほどライターの仕事が好きで、記事が評価されたとしても、報酬に結びつかなくなるとやりがいを失います。正社員では企業ごとに多様ですが、フリーランスライターの報酬は基本的に文字単価(原稿単価)で計算されることが多いです。どれだけ頑張って仕事をしても、なかなか単価が上がらなければ、しだいにやりがいを感じられなくなります。報酬が上がらなくなれば、ライターの仕事に対するやる気が減退していき、やりがいを見失うでしょう。
やりがいを見失った時の対処法
ライターとしてのやりがいを見失った時にどのような対処をするべきなのか紹介します。
別の分野に挑戦してみる
現在、主に手掛けている分野の記事を書いていても新鮮味がなくなった場合は、新しい分野の記事に挑戦してみましょう。たとえば、これまでに健康や美容に関する記事を主に執筆していたならば、金融や不動産、保険など別の分野に目を向けてみます。
新しい分野に挑戦する場合は、その分野に関する情報を集めて、知識を吸収しなければいけません。これまでに触れたことのない知識を学ぶことができて、新鮮さを感じられます。違う分野の記事を書くことに面白みを見出すことができれば、ライターとしてのやりがいを取り戻せるでしょう。
別のクライアントを探す
現在のクライアントからの仕事や待遇などに不満を感じているならば、別のクライアントを探すことをおすすめします。1つのクライアントにこだわりすぎるのは、将来的なことを考えてもリスクが高いです。新しいクライアントを開拓していく中で、別のジャンルの記事を執筆したり、これまでと異なる役割を与えてもらったりすることができます。
また、新しいクライアントを探す際には、しっかりと交渉をして納得できる条件で契約することが大切です。今まで待遇面で不満を抱いていたならば、新しいクライアントと契約して、自身が満足できる条件で働けるようになれば、ライターの仕事へのモチベーションを上げられます。
仕事の種類を変えてみる
正社員では、前述のような方法が取りづらいかと思います。執筆の仕事を長く行っていて、やりがいを感じられなくなったならば、編集や校正、進行管理、取材・インタビューといった周辺業務に挑戦してみましょう。別の種類の仕事に挑戦することで、新しい刺激を得ることができます。また、幅広い仕事の経験を積むことは、ライターとしての価値を高めることにつながるためメリットが大きいです。
しばらくライターの仕事を休んでみる
ライターの仕事をしていて楽しさよりも苦しさや辛さを感じるようになったならば、しばらく仕事を休んでみましょう。どのような楽しい仕事であっても、長く続けていると新鮮味が薄れて、嫌な面ばかりが目立つようになります。
たとえば、1ヶ月や2ヶ月程度仕事を休むだけでも、新たな気持ちでライターの仕事に取り組めるようになるでしょう。心身のストレスが蓄積しているために、仕事にやりがいを感じられなくなるケースは多いです。少しの期間休むだけでも、心身がリフレッシュすることで、仕事へのモチベーションが上がることがよくあります。
仕事ではない執筆に取り組む
誰からの指示も受けず、自身が書きたいものを書きたいように書く時間を作ることも一つです。執筆そのものの楽しさを振り返る時間が効果的な場合もあります。