インサイドセールスの年収の相場はいくら？
編集部
どの仕事をする上でも、必ず出てくるのが年収の話です。当然ながら、年収が高ければ高いほど嬉しいですし、やりがいを感じられます。「インサイドセールスの仕事は年収がいくらなの？」と、気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、インサイドセールスの年収の相場について解説します。インサイドセールスの仕事に就きたいという方でしたら、参考にしてみてください。
インサイドセールスの平均年収は？
インサイドセールスの平均年収は、300～700万円です。そのため、相場は間を取って500万円ほどと考えておいて良いでしょう。これを見れば、だいたい他の職種の平均年収と同じくらいです。
未経験者は300万円台～400万円台が平均的な年収です。経験年数により年収は上昇しますが、年数以上に次の点が年収に影響しています。
- SFAなど、営業系ツールの使用経験やレポート作成スキルがある
- 新人教育や成功ケースのチーム展開ができる
- インバウンドリードへの架電だけでなく、アウトバウンドから商談創出ができる
- マネジメント経験がある（かつチーム規模が大きい）
その他、インサイドセールスの場合、固定給に加えてインセンティブを導入していることも決して少なくありません。良い成績を収めることができれば、インセンティブとして100万円単位の報酬を受け取ることも可能です。
インセンティブがなかったとしても、インサイドセールスは業績に応じて昇給することが多いです。高収入を狙うためには、スキルアップすることが求められます。スキルアップにより、平均年収以上を稼ぐことができるのがインサイドセールスの仕事です。
実力次第で年収1,000万円を目指せるインサイドセールス
先ほどご紹介したように、インサイドセールスの平均年収は300～700万円と言われています。ただし、業績や実力次第でその限りではなくなります。例えば、インサイドセールス部門でマネージャーになることができれば、年収1,000万円以上を目指せるからです。
インサイドセールスではマネージャー人材が少なく、かなり貴重と言えます。そのこともあって、マネージャーに昇格することで、年収1,000万円以上の高収入を得ることも十分にありえます。
もちろん、マネージャーになるためには相当な努力や実力がなければなりませんが、それでも高収入を目指せるため、やりがいと責任感を持って仕事に取り組めます。
マネージャーになるには？
年収を上げる方法としてマネージャーのお話をしました。では、なる方法を補足としてご紹介します。
各社基準はあるでしょうが、大半の企業で求める点は次です。
- 10名程度の規模で、各メンバーのモチベーションを維持し、安定した稼働を担保できる
- マーケティング部門や訪問営業部門などの他チームマネージャーとコミュニケーションをとり、組織全体としての数字管理や自部門への数字のブレイクダウンができる
- 新人の育成ができる（基礎的なマニュアルベースの教育、ブレストに対しフィードバック）
- メンバーの数字以外の定性的な面で人事評価ができる
セールス部門は他部門と比較し、チーム規模が大きくなりやすい特徴がありますから、ヒューマンマネジメント要素はやや濃い点が挙げられます。
他にも、人の入れ替わりが多いことから育成面の業務も期待されるポジションです。このため、育成に関するスキルは重要でしょう。
インサイドセールスの仕事は将来性が期待できる
インサイドセールスはまだまだ新しい営業手法であり、注目度がますます高まっています。現在、インサイドセールス人材を募集する企業も増えていて、将来性が期待できます。
そんなインサイドセールスの将来性が期待できる主な理由は、以下となります。
効率的な営業活動ができる
インサイドセールスは顧客を直接訪問しないため、効率的な営業活動ができます。顧客先へ出向くための移動時間を短縮できることもあり、見込み客に効率的にアプローチすることが可能です。これにより、成約数を高めやすく、無駄のない営業活動を行えます。しかも、少人数で多くの営業先へアプローチできることから、人件費、移動経費削減にもなります。
分析によりデータに基づいた戦略を立てられる
インサイドセールスは、多くの場合で電話を用いたセールス活動をします。そのため、受注に至るまでの過程の詳細なデータを蓄積しやすい特徴があります。
どのような時間帯、回数、顧客特性が成約につながりやすいのかや、個人個人のパフォーマンスがしっかりと数値化されます。これにより、データに基づいた効果的な戦略を立てられ、企業としても、売り上げを予測するのに役立ちます。
会社によっては営業電話の内容をシステムで録音し、成功ケース失敗ケースをそれぞれ分析するといった高度な営業活動をしている場合もあります。
テレワークにもマッチしている
インサイドセールスは、PCがあれば場所を選ばずに仕事ができます。そのため、テレワークにも最適です。
昨今の自由度の高い働き方を求める求職者増もあり、今後の働き方とも言えるでしょう。
まとめ
ここまで、インサイドセールスの年収の相場について解説しました。インサイドセールスの平均年収はだいたい300～700万円となっており、500万円前後が相場となります。
ですが、営業経験者で実力のある方や、マネージャーに昇格できた方は、年収1,000万円超えを目指せます。これまでの知識や経験を存分に活かし、ぜひインサイドセールスの仕事で活躍できるようにしてください。
そして、インサイドセールスは将来性が期待できることから、今多くの企業から注目されています。効率的な営業活動や人材不足の解消を目指せるため、インサイドセールスは非常にメリットが多く魅力的と言えるのではないでしょうか。
インサイドセールスについての理解を深めて、ぜひ効率的な営業活動を行えるようにしましょう。
