フリーランスのWebマーケターが案件を見つける方法
Webマーケターのフリーランス案件を獲得したいという方も、かなり増えています。脱サラで開業したり、フリーランスになったりする方はとても多いです。そのため、Webマーケター・フリーランスとして一人前になりたいという方が急増しています。
ここでは、そのような方がWebマーケターのフリーランスとして活躍するためにすべきことや、案件獲得方法について解説します。Webマーケティングに関心のあるという方に、参考にしていただけると幸いです。
Webマーケターのフリーランスが増えている
一人一台スマホを持つことが当たり前になり、業務中にパソコンからネットへアクセスするシーンも増えています。またこの環境下で、消費者のインターネット活用方法には変化が生まれ、新しいマーケティング手法も増えています。
企業にとっては、新しいチャネルへの取り組みを始める、既存のチャネル運用成果を最大化したいニーズは非常に強いです。
そのため、社内にノウハウを持つ人材がいないケースや、社内工数が不足しているため、外部人材の活用を考えるケースは多く、フリーランスのWebマーケターニーズは引き続き高まっています。
依頼したい企業の増加、昨今のフリーランス案件紹介エージェントの増加も背景にフリーランスそのものの数も増加傾向です。
Webマーケティングに起きている変化
前述の通り、変化が多く早い状況が続いています。変化とフリーランスの関係性を見ていきます。
消費者の検索方法が変わっている
企業のWebサイト、ネット通販サイト、オンラインショップは、商品やサービスがより多く購入されるように、Webマーケティングを実施しています。
以前は検索エンジンで探す顧客が多い状況でしたが、今ではSNSで商品やサービスを検索する消費者も非常に増えています。
そのため、SNSを有効活用し、消費者にアプローチできるようにするWebマーケターが求められています。
引き続き検索エンジンマーケティングは重要
SNS検索が増えたからと言って、検索エンジンマーケティングを疎かにして良いわけではありません。SEOや検索広告に力を入れることで、まだまだ検索エンジンからの流入や売上を増やせます。
ただし、上位表示の難易度やCPAの上昇は業界全体のトレンドです。多くの企業にとっても、成果を得るために技術力の高いWebマーケター・フリーランスは非常に重要だと考えています。
One to Oneコミュニケーションと自動化
マーケティングオートメーションツールの発達に伴い、お客様ひとりひとりにパーソナライズしたマーケティングが求められています。
ツールを操作だけでなく、お客様の状態を定義し、各状態やシーンに合わせたコミュニケーションを考えられるWebマーケターにニーズが強いと言えるでしょう。
昨今のDX推進人材の不足にも言える通り、自動化の設計人材は引く手あまたです。
フリーランスはかなりシビア
Webマーケターのフリーランスが稼げるのは事実ですが、一方で稼げない人も少なからずいます。その主な理由は、フリーランスになる人たちが増え、競争率が高まっているからです。代理店や事業会社に在籍し、数年の経験を得てフリーランスになる方が大勢います。
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得するには?
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得する方法として、以下が挙げられます。
フリーランス向けエージェントを利用する
Webマーケターの案件を持つエージェントは複数あり、これらエージェントの利用は一つの方法です。
フリーランス向けエージェントとは、エンジニアやデザイナー、マーケターなどを必要としている企業を探し、フリーランスを紹介するサービスを提供しています。
仕組みそのものは、派遣業に近いです。
契約のタイプは大きく分けて2種類あり、企業からエージェントへ業務が委託され、エージェントからフリーランスに業務が委託されるタイプと、企業からフリーランスに直接業務が委託されるタイプがあります。
エージェントは手数料収入を得るモデルが一般的で、下記のうち1つまたは複数の手数料を得ています。
- 募集を預かり、フリーランスに対し求人を告知する際の手数料(求人掲載費)
- フリーランスとの契約締結時に受ける手数料(成約時手数料)
- フリーランスとの契約が続く間、報酬の指定割合を受ける手数料
- フリーランスから求人閲覧に対し閲覧料を徴収
クラウドソーシングサイトを利用する
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得する方法として、クラウドソーシングサイトを利用するやり方があります。「クラウドワークス」や「ランサーズ」などの大手クラウドソーシングサイトが有名です。
これらはシステム手数料を取られますが、利用登録は無料ですし、仮払いという独自システムがあり、未払いの心配をしなくても良いのがクラウドソーシングのメリットとなります。専業の方のみならず、副業でクラウドソーシングを利用している方もかなり多いです。
一般の求人サイトを利用する
案件単価の低いものが中心になりますが、一般的な求人サイトの多くでは、業務委託の求人も掲載しています。求人検索エンジン(indeedなど)も利用してみると良いでしょう。
SNSで案件を獲得する
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得する方法には、SNSで案件を獲得するという方法もあります。SNSで日頃から情報発信をして有益な情報を読者に提供していれば、フォロワーが増えるはずです。
セルフブランディングをしてインフルエンサーとなり、多くのフォロワーがいる方もいます。インフルエンサーになれなくても、こまめに情報発信をしていれば、企業から直接案件を紹介してもらえるということもあるでしょう。
知人や友人から紹介してもらう
知人や友人から紹介してもらうという方法もあります。これは以前勤務していた会社や、マーケティング会社などで働いている友人を通してです。
いわゆるコネですが、実は知人経由で案件を獲得している方は非常に多いです。顔見知りである分、依頼する側としてもある程度安心感があるでしょう。
まとめ
フリーランスの数は年々増加傾向にあり、個人で活躍する方は少なくありません。Webマーケター・フリーランスになれば組織に縛られずに働くことができ、ある程度自由な働き方ができます。
しかし、そのためにはスキルやコネが必要ですし、自分自身の力で案件を獲得できるように適切に営業活動することになります。
完全実力主義とも言えるため、案件を安定的に獲得することは難しいです。継続的に活躍するためにも、誰よりも努力を続け、営業活動を積極的に行うことが大切です。それができれば、安定して仕事を獲得できるのではないでしょうか。