WEB広告運用業務への理解度、専門求人への強さで選べば「For Marketer」
WEB広告運用者の求人増えています
WEB広告の市場規模(広告出稿額)が伸びていることもあり、広告運用者の募集も増えています。代理店における募集は過去から継続して多く、最近ではインハウス化の流れもあり、事業会社の求人が増えている印象です。
特に4月入社、10月入社に合わせて新規募集が増えます。
WEB広告運用者の市場環境、平均年収
人材市場において、特に経験年数3年以上の層で不足が顕著です。媒体種類が増え、新規機能が増え、AIの活用など守備範囲が広がる中で中堅~ベテラン人材の不足は深刻です。
このため、ミドル層の転職活動では内定が出やすく、報酬等の条件面でも良い結果が出やすいでしょう。
企業側視点では、自立してWEB広告運用ができる人材の募集開始から採用までの期間が徐々に長くなっています。採用が難しいことからフリーランス活用を選択するケースも増えており、WEB広告運用のフリーランス市場も拡大しています。
正社員のミドル層では、年収600万円台が中心となり、ここ数年で引き上がった印象です。
転職が成功するケース、失敗するケース
転職活動を開始し、早期に希望通りの職場に巡り合う方もいれば、その反対もあります。
どういった点で成功、失敗を分けているか、見てきた範囲になりますがいくつか取り上げてみます。
転職回数、在籍年数
昔から続く点で、20代であれば1~2回目の転職、30代であれば2~3回目の転職ではスムーズに進むケースが多いです。
在籍年数は現職が短いとネガティブに働くといったケースよりも、短期間の離職が繰り返されているとネガティブになるケースです。他にも代理店を志望しているが、代理店での短期離職が繰り返されているケースなど、企業側が自社においての短期離職をイメージできるケースではマイナス評価になっています。
やりきった経験
前項の年数とも関連性がありますが、一つの媒体、一つの商材に対し、広告運用をやりきった経験があるかないかは重要です。
例として、手動運用から自動入札へ移行し、LPO等に取り組み、予算を増額し媒体数を増やし、媒体間の予算アロケーションを工夫したといった経験を持つ方は、広く役割を与えられ活躍のイメージもつくことから成功しやすいと言えるでしょう。
成果を数字で示せるか
広告運用で一番大切と言って良いかもしれません。定量的に示せる成果実績があるかないかです。代理店への転職では、クライアントとの関係性に加え、予算がどの程度増えたかや契約が継続した期間等をまとめると良いでしょう。
事業会社においては、広告予算よりも改善の程度を示すことが重要です。CPAをどの程度下げたか、CV数をどの程度増やしたか説明できると良いでしょう。継続購入がある商品やアクティブ率を測れるサービス等では、広告運用の成果が改善される中で、継続率などの他指標に悪化がなかったことも説明できると素晴らしいです。
求めるものの優先順位
年収を上げる、役職を上げる、リモートワークができる環境、新しいことに挑戦できる環境など、求める点が多いことは悪いことではありません。
問題は優先順位をご自身の中ではっきりさせておくことです。
企業にすると、経験豊富な領域を任せる場合には高い報酬を支払うことができるでしょう。一方、未経験業務への挑戦であれば、年収を抑えて採用したいと考えます。
全てを重視し、数年かけて転職活動に取り組むこともNGではないですが、長期視点で大切にすることと、短期で得たいことのバランスを考えて判断できると良いでしょう。
需要の増えているスキル
直近、求める企業が増加傾向にあるスキルについて紹介します。
SNS運用
SNS広告の運用担当者を採用する際に、個人としてSNSにどの程度触れているかや企業アカウントの運用経験を問うケースが増えています。
EC運用の理解
こちらも同様に、ECプラットフォームやEC運営企業、ECサイト向けツールベンダー等の募集において、ECサイトの運用経験を問うケースが増えています。
LPの改善
以前から継続して需要が強いスキルで、広告管理画面外、特にLP改善のスキルです。ABテストツールの使用経験やEFOの経験などを確認されるケースが多いです。
デジタルマーケティングツールの使用経験
レポートの自動化、SFAとの連携、MAツールとの連携など、周辺ツールの利用経験や導入経験が重宝されています。
WEB広告運用者の転職活動対策
履歴書、職務経歴書
履歴書は他職種同様、正確に記載します。
問題は職務経歴書です。WEB広告運用者の場合、ポイントは4つです。
1つ目は、実績を数字で示しましょう。成果がさほど出なかったプロジェクトもあろうかと思います。1~2年の期間に対し、1つは成果を示せると良いでしょう。
2つ目は、媒体名や資格名を正式名称で記載しましょう。所属企業によっては独特な略称を用いている場合がある、書類内でも略称を書かれているケースを見かけます。
3つ目は、利用経験のあるツール類を整理しましょう。Google系ツールは利用している企業も多いため、漏れなく記載します。BIツール類やMAツールの知識は評価されやすいです。
4つ目は、ビジネスパーソンとしての基礎スキルが備わっていることを記載します。WEB広告運用の経験者であれば、アピールする必要はないですが、OfficeソフトやGoogleドキュメント等の使用スキル、社外折衝の経験等を書き添えて土台が備わっていることを説明できると良いでしょう。
面接
ここ数年、ミッション共感・パーパス共感を見るケースが増えました。
ご自身の価値観と応募先企業の理念を説明した際に、合致する部分を説明できるか確認しましょう。
キャリアプランにおいても同様です。ご自身の思い描くプランと企業が提示できるパスにギャップがないかを考えましょう。(ギャップは短期離職の原因になります。)
これらは、相手に伝わる説明になっているか確認することが重要です。ご自身の言葉をご自身では確認しづらいため、友人や転職エージェントのサポートを受けると良いでしょう。
経歴の説明、志望動機の説明、自己評価の説明は多くの企業で確認される内容です。スムーズな話し方ができるよう準備しましょう。(志望動機は聞かれるケースが減少傾向です。代わりにご自身のキャリアプランや入社後どのような成長がしたいか等を聞かれるケースが増えています。)
WEB広告運用者からのキャリアパス例
ここではキャリアパスの王道を整理します。
大きくは3通りです。
- 独立、起業
- WEB広告運用者、マーケターとして
- 他職種へ
独立、起業
WEB広告運用の代理店として起業する場合やフリーランスとして運用業務を引き受けるケースです。WEB広告運用は独立がしやすく、フリーランス案件も豊富であるため、他職種と比較し選択する方も多いです。
WEB広告運用者、マーケターとして
技術を磨きスペシャリストになるケース、育成やマネジメントに進むケース、他のプロモーション手法も経験を積んで幅広いチャネルのマーケターになるケースです。
他職種へ
独立前に営業職へ変わる方、データ分析等のスペシャリストへ変わる方、事業運営や企業経営人材を目指し役割を変えていく方がいます。(事業部長を目指すイメージです。)
未経験からWEB広告運用者へ転職の場合
事前に準備すべき点、やっておくとプラスな点をまとめます。
下記も重要ですが、若さ・素直さ・行動力はより重要です。準備に半年も1年もかけることは得策ではないことを理解しておきましょう。
Excelを学ぶ
Excelやスプレッドシートを業務に使用する企業は多いです。このため、Excel等のスキルが備わっていることを未経験採用の前提に置いているケースがあります。
独学で広告運用を学ぶ
Google広告やその他広告では、学習コンテンツを無料公開しています。無料でアカウントを作成し、操作方法の基礎を学ぶだけでも始めてみましょう。
コミュニケーションスキルを鍛える
代理店であればクライアントと、事業会社であれば営業などの他部署とコミュニケーションが発生します。現職においても同僚や上司などとコミュニケーションを取る機会はあろうかと思います。スムーズに進めるためには、信頼してもらうには、を意識したコミュニケーション練習はすぐに始められるでしょう。
WEB広告運用者として、新しい環境へ転職し活躍する
希望にあった求人、書類作成のサポートをお任せください。
「面接内で聞かれるキャリアプランをどう説明しよう」
「応募先企業研究をする時間がない」
こういった課題をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。